試合後、湘南スタンドに挨拶に向かった浦和の4選手。左から武富、菊池、山田、遠藤
前節・湘南戦に敗れて2連敗を喫した浦和。その試合後、浦和に10年間在籍した湘南のMF梅崎司がスタジアムを一周して挨拶し、涙を浮かべる光景があった。また、湘南に在籍経験のあるMF山田直輝、MF武富孝介、MF菊池大介、DF遠藤航がそろって湘南ゴール裏に挨拶に向かう場面もあった。
このときのことを、菊池が振り返った。
「結果がどうであれ、自分にとって育ててもらった特別なチーム。挨拶にいくことは決めていた」
「なかなか味わえない悔しさだった」と試合内容については重く反省している様子だった菊池は「勝って気持ちよくいきたかった」と本音を吐露した。
現在3バックのシステムを採用しており、菊池はウイングバックとして出場機会が増えている。DF宇賀神友弥らとの争いは続くが、今週も連戦であり、チャンスは巡ってくるはず。「昨日の経験を無駄にしない」と、先発した翌日の29日もサブ組の練習に山田とともにほぼフル参加して監督へのアピールを続ける。
「(練習を)やってよかったと思う」と汗をしたたらせながら話した菊池。第8節・清水戦で見せたアシストのような結果を残すべく、ポジティブに日々の練習に没頭することを誓った。
(浦和担当 田中直希)
2018/04/29 19:02