23日に行われるJ1・2ndステージ第5節・鹿島戦からリオ五輪に出場する遠藤航、興梠慎三を欠いて戦うことになる浦和。リベロには那須大亮が入ることが確定的だが、前線は熾烈なポジション争いが繰り広げられると予想されている。
そんな中、20日と21日のトレーニングでレギュラー組のシャドーに入ったのが梅崎司だ。今季は興梠、李忠成、武藤雄樹の“KLM”が確固たるポジションを築いたが、梅崎司も昨季までシャドーのレギュラーとして活躍していた選手だ。
梅崎は鹿島戦での前線の組み合わせについて「どうなるか分からない」としながらも、「チャンスだという気持ちではいるし、悪い感触はない。シャドーに入る喜びはあるし、どう表現していくか、自分でも楽しみ」と笑顔を見せた。さらに「一つひとつの練習の中で(自分の力を)見せていくことが大事」と話した梅崎。出場機会が限られる中でもコンディションを維持し続け、レギュラー組の中で最も得点に絡む可能性を感じさせた。
「いつも以上にやるべきことを11人それぞれがチームのためにやること。どれだけハードワークして戦って、セカンドボールを拾って、拾えなかったらもう一度プレスを掛けて、ということを繰り返しやっていくことがベースだと思う」と鹿島戦に向けて話した梅崎。再びチームの主軸として戦い、なにより結果を残してチームを勝利に導くことを虎視眈々と狙っている。
(浦和担当 菊地正典)
2016/07/21 19:13