2部練習となった3日の午前中、練習場には笑い声が多く聞かれた。何をしているのかと思えば、シュートの得点数を競って3チームがしのぎを削っており、その中で曺貴裁監督が点数の数え間違いをしたことで、選手がああだこうだと揉めていたのだ。その練習を振り返り指揮官は「今週に入っていく雰囲気を作ることも大事だと思って取り入れた」と練習の意図を話している。
開幕戦(明治安田J1 1st第1節・浦和戦)に向けて準備を進める湘南にとって、“最も重要なのは練習”というスタンスは昨季から変わらない。新加入の山田直輝は「これだけの練習をやっていれば絶対に自分にとってプラスになっていると思える」と練習がもたらすモノを語れば、主将の永木亮太は「練習でやっていることをしっかり試合で出せれば開幕戦も勝てる」と力強い言葉を返した。
多くの人々に期待を込めて見られる開幕戦だが、湘南は普段どおりのスタイルを崩すつもりはない。開幕まで残り4日、いつもと変わらない湘南スタイルで準備を進める。
(湘南担当 林遼平)
2015/03/04 07:00