ユース昇格1年目ながら、ここ5試合連続で先発出場が続いているDF橋岡大樹。ただ、前節・湘南戦は、その5試合の中で初めて、途中交代を経験した。
5連戦の影響もあったのかプレー内容にもミスが散見され、それが相当悔しかった様子。「細かいミスや、自分のせいでカウンターを受ける場面もあった。もっと余裕をもってやらないと…」。その思いが、試合後にあふれ出た。サポーターに挨拶に向かった際に、涙を流す場面があったのだ。
ただ一夜明けた29日、あの行動を悔やんでいる橋岡がいた。「ああいう涙は見せてはいけないと思う。反省している」。弱みを見せたことについて言及していた。先輩たちからは「守備はできているんだから切り替えていけ」と優しい言葉もかけられたそうだが、「ありがたいけど、甘えてもいけない」(橋岡)。
チームに貢献する自覚も増している18歳。いまはさまざまなことを経験している段階だ。
「自分のウィークポイントを見つめ直して練習する。守備でできていることは継続して、もっとできるようにしていかないと」
涙を糧に、川崎F、鹿島という強豪との連戦では彼らしさを出せるか。対人プレーに絶対の自信をもち、スプリントを繰り返せる橋岡がチームのエンジンとなる。
(浦和担当 田中直希)
2018/04/29 19:04