前節・大分戦で、金沢の高卒ルーキー・MF島津頼盛がプロデビューを果たした。
今季、大阪の興國高から加入した島津は、大分戦で初めてメンバー入りすると、82分に途中出場。そして、その直後にいきなり見せ場を作った。相手ディフェンスラインと中盤の“間”でボールを受け、ターンしてシュートに持ち込んだ。「あのときはターンして前を向いて、仕掛けてシュートで終わろうと決めていた」。
この積極的な姿勢には柳下監督も「大したものだと思う」と話したが、島津は迷いなくシュートを選択した理由を明かした。「崚真くん(石田)に『ファーストプレーでインパクトを残しておいたほうが、次に自分が試合に絡んだときのプレーも変わってくる。シュートを打ってこい』と言われていた」。島津のプロファーストシュートの影には先輩の後押しがあった。
「点をとってアピールして試合に出ること」をテーマに掲げる島津は、「ヤンツーさん(柳下監督)に言われている守備のところをもっと練習から学ばないといけない。もし途中出場で出ることになったら、出る前にヤンツーさんに守備のことで『ここはこう』と言われる(指示がある)ので、それをしっかり聞いてプレーで表現できるようにしないといけない」と守備面の向上を誓った。
写真:野中拓也
(金沢担当 野中拓也)
2018/04/25 16:34