新潟は30日、聖籠町の専用練習場で、J2第7節・熊本戦に向けたトレーニングを行った。紅白戦では、今季初めて[3-4-2-1]のフォーメーションをテストした。
鈴木政一監督体制になった今季は[4-4-2]をベースに、アグレッシブにボールを奪いにいく守備に取り組み、マーキングの意識やクサビへの対応は一定の手ごたえを得た。ただ相手の長身FWへロングボールを送り込まれたときの守備対応に苦戦してきた。鈴木監督は「相手の状況(布陣)や高さを踏まえて、どこかでトライしようと思っていた。これから戦う熊本、岡山も大きい(FWがいる)」と、このタイミングで取り入れた理由を明かした。また「このほうが距離感はいいので、ダイレクトプレーも出てくると思う」と攻撃面でのメリットも挙げる。
新布陣で3バックの右に入った原輝綺は「個人としても一番よさが出せるポジション。チームのほかの選手のプレースタイルを踏まえても合っていると思う」と歓迎する。1月にU-21日本代表として戦ったAFC・U-23選手権でも同ポジションを務め、高い位置でのサポートや、テンポを変える縦パスで攻撃の起点として活躍した。市立船橋高時代も3バックの中央でプレー経験があり、「ビルドアップのとき、3バックの左右の選手の立ち位置が大事になるが、頭に入っている。問題なくできると思う。縦パスも積極的に入れたい」と臨む。
1日の熊本戦で、早速採用されるかに注目だ。
(新潟担当 野本桂子)
2018/03/31 10:27