金沢の加藤大樹が今節(21日のJ2第4節)、古巣・山口戦を迎える。
今季、山口から金沢に完全移籍した加藤は、山口のホーム・維新みらいふスタジアムでの一戦に向け、「やっぱり対戦相手としてピッチに立ちたい。成長した姿を見せたいし、できれば得点に絡むプレーをしてツエーゲンを勝たせたいというのが一番」と話した。
加藤に山口での一番の思い出を尋ねると、「山口のサポーター」と即答。そして、こう続けた。
「去年は結構苦しい順位にいたけど、サポーターや地域の応援がすごく身近に感じられるチームだった。本当に温かく、いい人たちだった。連敗が続いたときも、多少のブーイングはあったかもしれないけど、それでも練習を見にきてくれて、直接『頑張ってね』『応援しているよ』『期待しているよ』と言ってくれる人が多かった」。
メディアとしてはどうしても古巣戦=恩返し弾という切り口になりがちだが、「それって恩返しになるのかな?」という加藤の言葉も一理ある。「恩返しとかではなく、金沢が勝つための点を決めたい」と、チームを勝利に導くゴールを狙いにいく。
(金沢担当 野中拓也)
2018/03/19 16:29