選手だけでなく、新たなスタッフも今季から徳島ヴォルティスの一員になっている。
その中でも存在感が際立っているのがリハビリテーションフィットネスコーチのアニバル。リカルド・ロドリゲス監督と同じくスペイン出身だ。フィジカルコーチのカルロス・スリアーノ(ブラジル出身)もまざり、「バモ!」、「ビエン!」と徳島の練習場はまるで外国。そして、その勢いに負けることなく米田徹ヘッドコーチや中河昌彦GKコーチの威勢のいい声も響き渡り、たまにカオスな状態になっているのが面白い。
さて、そんな中、アニバルが「絶対早いよ!」と選手たちから攻められていた。ハーフコートを10秒で走り抜けるトレーニングをしていたのだが、「ワン、トゥー、スリー……エイト、ナイッテンッ!」と9秒と10秒のカウントを縮めたがる。ストップウォッチで計ってみたが、選手たちが指摘するように「9秒」。アニバルを見ると、どこかしてやったりな笑顔。こうやって選手たちは少しずつ強くなっていく…、のかもしれない。
(徳島担当 柏原敏)
2018/03/19 09:45