5日、清水のGK高木和徹が、千葉へ育成型期限付き移籍することが決まった。プロ5年目、J3に参戦していたJリーグ・アンダー22選抜で14試合出場経験があるが、清水でのリーグ戦出場はなし。ルヴァンカップ2試合、天皇杯4試合に出場とアピールを続け、昨季はベンチ入りも続いていたが、出場まであと1歩届かなかった。
「この環境に甘えていた部分もあったと思う。試合に出たいということもあるが、新たな環境でチャレンジしたいというのが一番大きい」と決断した。高木和は移籍に際し柏のGK中村航輔の名前を挙げ、「中村選手は福岡に期限付き移籍をして、J1に上げて柏に戻ってきた。自分も同じように、千葉をJ1に上げて清水に戻って活躍したい」と目標を語った。
千葉にはGKロドリゲスという壁があるが、「移籍するからには勝負だと思っている。負けていられない」と意気込んだ高木和。17年に加入したGK六反勇治に影響を受け、練習への取り組みをあらためた。チーム1の練習量で磨きあげたシュートストップを武器に、初めての移籍で飛躍を目指す。
写真:田中芳樹
(清水担当 田中芳樹)
2018/03/05 20:01