神戸のMF三原雅俊が古巣戦を迎える。7日のルヴァンカップ第1節の相手は、14年シーズンに期限付き移籍で所属し、J2リーグ戦35試合に出場した長崎だ。5日の公開練習後、「受けることなく、主導権をもって戦うことが大切になる」と気合いを入れた。
昨季、長崎がJ1昇格を決めた際、三原は喜びの声とともにこう話していた。「自分がいたころとコンセプトは変わっていないし、しっかり走って戦うところはずっと続けている。勇気づけられるし、対戦するときには絶対に負けてはいられない」。ハードワークが持ち味の一つの三原だったが、長崎在籍時にはその運動量に驚かされたという。
長崎での1年はプレーヤーとして、どんな時間だったのか。「新しいチームで選手、スタッフと一緒にサッカーをすることで刺激を受けた。まだまだ自分も進化しなければいけないと感じた。得られたことはたくさんある」。細部に至る“勝負へのこだわり”をあらためて感じさせたことを語った。
J1開幕戦の鳥栖戦には先発出場したが、3日の前節・清水戦はベンチを温めた三原。5日はどしゃ降りの中で実施したポゼッション練習でガッツあふれるプレーを見せた。長崎戦に出場すれば、チームの今季初勝利、ルヴァンカップ予選リーグの好発進のための大きな力となりそうだ。
(神戸担当 小野慶太)
2018/03/05 19:58