今週のトレーニングで、FW伊佐耕平が際立って気迫あふれる様子を見せた。
ミニゲームでは攻守に球際激しく体を張り、ボールが足元に入ると見るや、もれなくゴールを狙う。
「ここのところ途中出場でシュートチャンスが少ないので、どんな形でも打てるような感覚を残しておきたくて」
目ヂカラ満点に話すストライカーは、チーム得点王FW後藤優介の14点に次ぐ9得点を挙げている。「僕が出る時間帯は試合展開的にオープンになっていることが多いので」と冷静に分析するが、実績は見事なものだ。
回復のためのインターバルを置きながらゲームを繰り返すオールアウトでは、自身のインターバル中も隣のコートのハンドを全力でアピールするなど、常にフルスロットル。回復する間もない状態だったが、「前節は少し体が重かったので、今週はある程度上げておこうと、個人的に負荷をかけている」とのことだった。
今季の残り7戦については「厳しい相手との試合が続いて油断しようがない」。
ルーキー時代から魅力だった野性味に知性とクールさを上乗せしつつ、ひたむきに上を目指している。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/10/07 11:22