9月30日に行われたJ2第35節・千葉戦で左ひざを負傷し、4日に京都市内の病院で手術を受けた京都のエスクデロ競飛王(写真右)。クラブから左膝蓋腱(しつがいけん)断裂の重傷であったことが発表され、長期間の離脱が避けられない状況となっている。
重戦車のようなパワーと繊細さを併せ持つプレーに加え、ムードメーカーとしても京都にとって欠かせない存在だっただけに、エスクデロの長期離脱はチームに大きなショックを与えている。それでも監督、チームメートは早期の復帰を祈り、エールを送る。
「慣れないポジションにもトライして、キャプテンマークも巻いて、本当にチームのために戦ってくれていた。(手術後に)連絡をして、『待っているぞ』と伝えた。みんなで(エスクデロ)競飛王のために戦っていきたい」(布部陽功監督)。
「いつも『チームのために』という思いでやってくれていた選手。さらに強くなって帰ってきてくれることを願っている」(石櫃洋祐)。
「長い期間サッカーができないのはすごくつらいと思う。でも、セルくん(エスクデロ)なら、もっと強くなって帰ってきてくれる」(吉野恭平)。
場合によっては復帰まで1年近くを要することもある重傷ではあるが、チームメートたちの思いが回復を一日でも早めてくれることを信じたい。
(京都担当 川瀬太補)
2017/10/07 07:03