横浜FCはここ3試合、前半に負傷交代のアクシデントが続いている。
前々節・湘南戦でMF野村直輝が負傷し、45+3分にDF小宮山尊信が途中出場。前々節の金沢戦ではDF藤井悠太が負傷し、またも45+1分に小宮山。前節の東京V戦では開始1分ももたないうちにDF永田拓也が負傷し、7分にMF野崎陽介が「ワケも分からんうちに『スパイク履き替えろ』て言われて(笑)」ピッチに送り出された。
こうも続くと、お祓いが必要な状況かもしれないが、J1自動昇格を狙える位置にあってここ5試合を3勝2分の負けなしで乗り切るチームには、その苦境をはね除ける勢いがある。前々節は交代出場の小宮山がレアンドロ・ドミンゲスの先制点をアシスト。前節は野崎がホーム・三ツ沢で3年ぶりとなるゴールを奪った。
「シーズンも第3クールに入って、誰が入っても意思統一してやれている。練習でしっかりやってくれている選手が『よし、俺がやってやる』という気持ちを出してくれているのは前向きなこと」と、中田監督もシーズン終盤にきてのチームの総合力に満足げ。
ただ、そうは言っても選手は有限。特に今回、けがに見舞われたのは3人ともサイドプレーヤーだけに、今節・愛媛戦ではけが人が出ないように祈るばかりだ。
(写真):途中出場で結果を残す小宮山など、横浜FCはチームの総合力が高まっている
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/09/21 19:38