川崎Fは7日、前節・FC東京戦から1日のオフを挟み、9日に行われるJ1第21節・新潟戦に向けたトレーニングを実施。前節の試合後に体調不良を訴えていた谷口彰悟も元気な姿を見せ、フルメニューを消化した。
前節のFC東京戦では89分に同点ゴールを奪い、終盤は体を投げ出したプレーで失点を回避するなど、攻守に貢献度の高いプレーを見せた谷口。「脱水症状っぽくなっていて、最後は気力でという感じだった」と試合を振り返ったが、その気力を振り絞った谷口のプレーが、チームに勝ち点1をもたらしたと言っても過言ではないだろう。
ただ、得点に対して「ゴールはセットプレーで狙い続けているところ。あの場面で決められたことは素直にうれしいし、自信になる」と語る一方で、「僕はディフェンスの人間なので、簡単な失点をしたことに目がいく」と守備面の課題に目を向けている。
「ちょっと安かったなというやられ方だったので、そこは反省しないといけない。周りをもっと動かさないといけなかったし、(クロスを上げられたら)しっかり中がはじいてあげないといけない。もったいなかったし、我慢し切れなかったなと感じている」
中断明けから2試合勝利がない。チームとしても一戦一戦勝利していく必要があり、谷口はあらためてここからの連戦が重要であることを説いている。
「(FC東京戦は)連敗は避けられたけど、満足する内容ではなかった。ここからの夏場の連戦はしっかり戦っていく必要があるし、この夏場は差が出る時期だと感じている。(今節・新潟戦は)上についていくためにも『絶対に勝つんだ』という気持ちで向かっていきたい」
チームは現在4試合連続で失点を続けている。その流れを止め、しっかりと無失点試合を完遂させることで、守備の要である背番号5はチームを勝利に導こうとしている。
(川崎F担当 林遼平)
2017/08/07 17:54