横浜FCのGK高丘陽平が、週末のアウェイ・山口戦で“先輩”を抑えての勝利を誓った。
連勝で敵地に乗り込む横浜FCだが、山口には横浜FCユース出身で昨季までともにプレーした小野瀬康介がいる。小野瀬は今季ここまで、新天地で唯一の全試合出場を続けており、カルロス・マジョール監督体制になってからはFWの位置で攻撃をけん引。「相手のエース」(野村直輝)となって横浜FCを迎え撃つ。
その小野瀬に対し、「相手がウチということで気合いも入ってくると思うので、しっかり抑えたい」と語るのは、GKの高丘陽平。高丘は横浜FCユースで小野瀬の2年後輩にあたるだけに、「康介くん(小野瀬)の能力の高さはよく分かっている」。現在チームとして最も注意しなければならないのはセットプレーで、ここ3試合で4失点のうち3つをセットプレーから喫している。「相手もウチの守り方に対して研究してくるので、僕から修正できるところはしっかりやりたい」。山口のCKのキッカーは小野瀬が務めており、前節の岡山戦では味方が相手選手ごとGKの前に倒れてブロックしたところを直接狙うといったプレーもあった。「ユースのときもキッカーだったし、キック精度は高い。チームとしてそういうこともやってくるけど、絶対にやらせたくないですね」と、敵として牙を剥くかつての先輩を抑えて勝利に貢献するつもりだ。
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/07/27 18:59