現在の日本サッカー界において、最も旬な話題となっている神戸のルーカス・ポドルスキ。その“日本デビュー”の相手となる大宮にとっては、簡単にやられるわけにはいかないことは当然だが、世界的なビッグネームとイチ早く真剣勝負ができるという楽しみも同居している。
伊藤彰監督体制でのキーマンの一人、MF岩上祐三はビッグネームへのリスペクトを示しながらも、「ポドルスキに自由にやらせたら『やっぱり』と言われるので、そう言われないように、ガツガツやっていければと思う」とアグレッシブに戦う覚悟を言明。そして「楽しみと言えば楽しみですけどね」とも付け加えた。
「どれくらい僕たちができるのか。やられたとしても、『ここは足りない部分だ』というのが分かる。いくらやられても、最終的に勝っていればいい。うまく切り替えてというわけではないけど、そういうプレーヤーもいるということを分かるのも大切」
もちろん、やられることが前提というわけではない。全力で抑えに掛かり、たとえ失敗したとしても折れることなく戦い続けるということが、岩上の意図するところ。ポドルスキだけでなくハーフナー・マイクという実力者も加えた神戸の強力攻撃陣に対しても、90分間臆することなくチャレンジして勝利をつかみ取りたい。
文:片村 光博(エルゴラッソ大宮担当)
(大宮担当 片村光博)
2017/07/27 19:06