5月31日にダニルソンが去った雁ノ巣練習場に、6月1日は冨安健洋が帰ってきた。
韓国でのU-20W杯を戦い終えて今朝、福岡空港に着いた冨安はそのままクラブハウスに顔を出した。記者に聞かれて答えた井原正巳監督とのやりとりは面白かった。
「とりあえず監督には『サッカー、やりたいです』と伝えました。監督には『その気持ちも分かるが、かなり試合もこなしてきたのだから、とりあえず休め』と言われました。監督からそう言われるだろうとは思っていましたが、とりあえずいまの気持ちは伝えておこうと思って」
監督の“制止”により、わずか20分のランニングといつもより軽めの体幹トレーニング、ストレッチを行うにとどめた“練習のむし”冨安が多くの記者を前に、韓国で強めた自らの気持ちについて語った。
「1試合1試合に成長を感じながらプレーをすることができた。世界を相手にした真剣勝負の結果は途中敗退。その悔しさは晴らしたい。だから『世界へ出たい』という気持ちが韓国に行く前よりもさらに強くなった」
韓国で本人が自覚したという成長と世界進出に向けた強い野心を、福岡の一員としてのプレーからぜひ感じてほしい。とりあえず、「試合に出られる準備はする」と冨安本人が言う今週末のJ2第17節・讃岐戦からチェックをどうぞ。
(福岡担当 島田徹)
2017/06/01 18:34