J2第16節・町田戦で、山口の三幸秀稔が復帰した。成績不振からの監督交代、最下位転落と悩ましい現状の山口にとって、明るいニュースだ。
第4節・東京V戦で負傷して約2カ月間離脱していた三幸。その間、体幹を鍛えるトレーニングや走行フォームの修正、筋力トレーニングと先を見据えた体づくりに取り組んだ。負傷前よりも体の厚みが増したように見え、実際に体重は4kgほど増えたという。「筋肉量は増えたけど、体脂肪率は上がらなかった。球際では前よりパワフルになったので、自分にとってプラスになったと思う」と話す。
ひさびさの実戦復帰となった前節は、77分からの途中出場。短い時間ながらも前線へパスを供給したり、ドリブルで持ち上がったりと懸命に流れを変えようとしたが、ゴールを演出することはできなかった。
ついに最下位まで順位を落とした山口だが、「勝ち点を落とさず、連勝すること。この二つをイメージしながら、走って、戦って、パスをつなぎながら前に行くことを意識したい。それをやり遂げられれば結果はついてくるはず。ぶれない信念をもって戦いたい」と巻き返しを誓う。
(山口担当 田辺久豊)
2017/06/01 18:21