J2第8節の長崎戦で決勝ゴールを奪った福岡の坂田大輔(写真中央)。これは坂田にとって今季出場7試合目にして初めのゴールだった。
「今季はここまですべて途中出場なので7試合での初ゴールが早いのか、遅いのか判断は自分にはできない」という坂田。しかし、7試合トータル84分間の出場で1得点という数値は決して悪くない。もっとも、坂田は初得点が遅いか早いか、あるいは時間に対する得点率などにはあまり興味がない様子だった。
「第7節・町田戦の敗戦(1◯3)は見ている人はもちろん、僕たち選手もかなりのショックを受けた。僕もかなり長い間プレーしてきたが、あんな負け方をしたのは初めて。しかも、僕が入る時点(85分)でチームは1-0とリードしていた。つまり僕が入ったあとに3点を奪われたということ。それに関して本当に強い責任を感じていた」
長崎戦、76分に石津大介に代わってピッチに入った坂田は井原正巳監督から「町田戦の借りを返してこい」と言われて送り出されたと言う。結果、駒野友一の右CKをきれいに頭で合わせてネットを揺らした。仲間に祝福されながら見せた笑顔には歓喜だけでなく、きっと自責の念からの解放という安堵の色も入り混じっていたのだろう。
(福岡担当 島田徹)
2017/04/20 18:14