熊本が復興支援マッチとして臨んだ前節の松本戦で加入後初スタメンを勝ち取り、開始7分に先制点を挙げたグスタボ。みごと期待に応えた形で、その後もパワフルな突破からチャンスを作るなど、これから大いに得点に絡んでいく可能性を感じさせるプレーを見せた。
当然、本人にとっても自信がつくゴールだったはずだが、オフ明けの19日の練習では、清川浩行監督曰く「ちょっと浮かれていたところがあった」とのことで、ポルトガル語のできる小宮万里夫フィジカルコーチをとおして、少し“お説教”が入った。
「前の試合では持っているものを出してくれたけど、まだ初スタメンで1点取った“だけ”だし、これを維持するにはトレーニングからしっかりアピールしてもらわないといけない。何もせず、ただ『点を取ってきて』という選手ではない」
その効果もあってか、20日の練習では再びひたむきなプレーでアピール。「守備のときの寄せのタイミングなどはもっと整理しないといけないが、それでも行ったときの迫力、圧は相手にとってはイヤでしょう」と指揮官は期待もかける。
アン・ビョンジュンが負傷離脱したことでグスタボに求められるものも大きくなるが、周囲との連係が深まればさらに面白くなりそうだ。
(熊本担当 井芹貴志)
2017/04/20 18:16