22日に行われるJ2第9節・群馬戦を前にして、東京Vには相手ベンチが気になっている選手がいる。
「群馬には、あの人がいるから…」。声の主は、ここまで先発フル出場を続けているGK柴崎貴広だ。彼の言う「あの人」とは、群馬のシュナイダー潤之介GKコーチ。柴崎にとっては、チームメートだった横浜FC時代にお世話になった人物である。
「向こうでは『徹底してGKを突け』と言われているかも。セットプレーも指導しているだろうから、そこを突いていって、落胆させたい。ショボンとしている姿を見られるように(笑)」
シュナイダーGKコーチは横浜FC時代、頼りがいがあり、後輩の面倒見も良い主将だった。柴崎は群馬戦後、相手ベンチに笑って向かうことができるか。3試合ぶりの勝利、それに失点ゼロを目指す。
(東京V担当 田中直希)
2017/04/20 18:10