前節の明治安田J2第7節はホームでFC東京を相手に見事な逆転勝利を収め、そこから中3日で挑んだ12日のルヴァンカップ・清水戦もDF進藤亮佑の得点で快勝。「東京戦の勝利は間違いなく自信につながっている。チームとしていい流れのなかにあると思う」と四方田修平監督が手応えを語っている。
そうした中で今節は「J1でもトップレベルの力があるチーム」と指揮官が分析する川崎Fが相手だが、その川崎Fには2014年まで札幌に在籍したDF奈良竜樹が在籍している。四方田監督が札幌U-18監督時に指導をした選手だけに「対戦が楽しみ。彼も楽しみにしているんじゃないかな?」と発した。
現在の奈良のプレーぶりについては「J1のセンターバックの中でも、対人プレーの強さの部分は秀でていると思う。手強い選手」と評する。同期のMF荒野拓馬が「奈良との対戦は小学生以来」と話すように、奈良にとっては古巣との初対戦。四方田監督は「ブーイングじゃなく、温かく迎えてあげてほしいな」とも話している。
2011年には高校3年生ながら終盤戦にセンターバックのレギュラーポジションを確保し、劇的なJ1昇格に大きく貢献した奈良。クラブの歴史に名を刻んだ選手と札幌との初対戦には、注目が集まりそうだ。
(札幌担当 斉藤宏則)
2017/04/14 17:51