明治安田J2第8節・金沢戦に向け、川西翔太が、山形時代に2シャドーでコンビを組んでいた山崎雅人との対戦を心待ちにしている。
「ザキさん(山崎)はペース配分など考えずチームのために走る。どんなに劣勢でも一発取って助けてくれた」
当時、石崎信弘監督と高橋健二コーチから「最年長の選手がチームのためにあれだけ頑張っている姿を見てどう思う?」と言われ、もっと戦わなくてはと心に誓ったという。
G大阪と広島でコーチとして山崎を指導した片野坂知宏監督も「レスターの岡崎慎司のように攻守に献身的で、泥臭く体を張って得点を狙う。もっとも岡崎のほうが迫力があるけど(笑)」と親しみを込めて高評価する。
山崎は05年夏から07年には大分でもプレー。1試合出場すれば体重が3キロ落ちるというハードワークでチームを助けた。
「以前連絡を取ったときには大分戦に合わせてくると言っていた。試合に出ていてもいなくても、ボールに関係なくてもチームを元気にする、敵としては本当に危険な存在。一個のプレーで流れを変えてしまうので、今節はそういう流れにさせないようにしたい」と、川西の警戒はとどまるところを知らない。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/04/14 16:07