20日のJ2最終節で京都が対戦する長崎は、イ・ヨンジェが昨季までプレーしていたクラブ。古巣戦を前にしたイ・ヨンジェは、「長崎に行くのは1年ぶりだし、ちょっと変な感じ。でも気を抜ける試合じゃない。しっかり勝ち切らないと」と表情を引き締めながらも、「長崎は僕が日本に初めて来たときに所属していたチーム。チームメートやファン、サポーターと勝利を分かち合ったときの気持ちは忘れられない」と感謝の思いを明かす。
もう一つ、イ・ヨンジェの心に残っているのが高木琢也監督の指導。「細かな連係や動き出しのことをすごく学ばせてもらった。それはいまの自分にも生きている」とのこと。「大事な試合だし、自分がゴールを決めて勝利したい気持ちはある。でも、高木さんの前で大胆なゴールパフォーマンスはできないよ(笑)」。かつての“アジアの大砲”に対しては、いまも畏怖の念が残っているようだ。
(京都担当 川瀬太補)
2016/11/18 19:55