J1・広島より育成型期限付き移籍での加入が発表されたDF大谷尚輝が9月15日、町田のチーム練習に合流した。大谷は合流早々、5対5や8対8の戦術練習などフルメニューを消化。チームメートに守備戦術のアドバイスを受けながら、チームコンセプトを1日でも早く理解しようと必死にトレーニングに食らい付いていった。
大谷のストロングポイントは、「体の強さを生かして前へ行けることと、身長もあるので、対人にも自信がある」。最終ラインからの丁寧なビルドアップが求められる広島の選手出身らしく、縦パスなど足元の技術にも自信を持っているという。
本人いわく、本職はCBとのことだが、「試合に出るからにはポジションにはこだわらないし、やれと言われればどこでもやる」(大谷)と頼もしい。前節・横浜FC戦で途中交代した深津康太のけがの状態が不透明である上に、右SB・三鬼海の契約解除で最終ラインの人材は手薄だ。そのため、大谷は弱冠20歳とはいえ、貴重な新しい戦力が加わった。
なお、Jリーグへの選手登録が間に合えば、週末のJ2第32節アウェイでの金沢戦から出場が可能になる。背番号は『35』を予定している。
文:郡司聡(エルゴラッソ町田担当) 写真:©FC町田ゼルビア
(町田担当 郡司聡)
2016/09/15 18:33