FC東京は4日に控えたルヴァンカップ準々決勝第2戦・福岡戦に向けた前日練習を行った。8月31日の第1戦をホームで1-1と引き分け、チームは必勝を胸に福岡に向かう。
篠田善之監督にとっては、福岡は現役、コーチ、そして監督を経験した古巣。95年に前進の福岡ブルックスに加入後、11年途中に監督の座を下りるまで17年間在籍したクラブである。
他クラブの指揮官として、初めて博多に戻る篠田監督。「勝負は勝負なので、落ち着いて試合には入れると思う。自分を育ててくれたクラブで、外に出てからも一番気になるところであるのは間違いない。ただ、在籍したのも昔の話なので」と、感傷的な思いを振り切り試合に臨む思いだ。
今でも福岡の街も人も大好きなことには変わらず、「試合には友人、知人、お世話になった人とたくさん観に来る予定です。みんな『会える時間はあるのか?』といっぱい連絡が来る(笑)。試合が終わってから、交流したい」と笑顔で話す。
「福岡は人も優しいし、住みやすいし、ご飯も美味しい良い街。試合に勝って、勝利の美酒を味わいたい」と馴染みの場所での必勝を誓った。
(FC東京担当 西川結城)
2016/09/03 16:27