4日に行われるルヴァンカップ準々決勝第2戦。準決勝へ進出するためには得点を奪うことが最低条件となる中、佐藤寿人と森﨑浩司の先発が濃厚となった。「明日はプレッシャーの懸かる試合だし、彼らはこのチームで培ってきたものがある」と森保一監督。指揮官はベテランアタッカーの経験と実績に望みを託す。
佐藤と森﨑浩の二人が公式戦でともに先発出場するのは、昨季のJ1・1st第5節・名古屋戦(0●2)以来約1年5カ月ぶりとなるが、連係面を心配する必要はない。「(森﨑)浩司とは十何年、一緒にやっている。浩司の奥さんよりも一緒にいるからね」と佐藤は笑い、「二人で勝ちにつなげる仕事をしたい。試合が終わったあと、ベテランの力が必要だったと書いていただけるようにできれば」と意気込みを語った。
10年に広島が初めてナビスコカップ(現・ルヴァンカップ)のファイナルに進出したときも準々決勝はG大阪と当たり、広島はホームの第1戦を0-1で落としたが、第2戦に佐藤と森﨑浩がゴールを挙げて2-1で勝利し、準決勝進出を果たした。
6年前の逆転劇を再び――。佐藤と森﨑浩のコンビがG大阪のゴールをこじ開ける。
(広島担当 寺田弘幸)
2016/09/03 18:47