25日のJ1・1st第17節・浦和戦で右ウイングバックを務めた神戸の小林成豪と松村亮。ともに22歳の二人が2ndステージへ向けて意気込みを語った。
浦和戦で神戸は3バックシステムを今季初披露。浦和の3バックシステムに対してミラーゲームに打って出たが、試合は1-3で敗れた。
この試合では、本来は右サイドハーフの小林成豪が右ウイングバックに入り、守備時には5バックの一翼を担った。「右ウイングバックは初めてだった」という小林だが、「サイドハーフと基本的には変わらないので違和感なくやれた」と、普段どおりのイメージで試合に入ることができたという。
その小林はプロA契約を勝ち取ったばかり。7月2日の甲府戦から2ndステージが始まるが、「今までは自分のことで精いっぱいだったけど、チームが勝つためにという気持ちがある」と高い意識を育んでいるようだ。
また、その小林と交代で出場し、右ウイングバックを務めたのは、こちらも本来は前線の選手である松村亮だ。「もっとチャンスを作れれば」と、悔し気に語った松村だが、1対1の守備で貫禄のあるプレーを披露するなど、気持ちのこもったパフォーマンスを見せた。2ndステージに向けては、「ゼロからのスタート。そこで自分も盛り返せるように頑張りたい」と、意気込みを語った。
1stステージ12位からの巻き返しへ。チームは士気高く準備を進めている。
(神戸担当 小野慶太)
2016/06/27 22:09