13日、清水はU-23日本代表候補とアイスタで練習試合を行い、1-1で引き分けた。
11分、FW大前元紀の右CKからニアでDF犬飼智也が頭で合わせ、こぼれたボールをMF村田和哉が押し込んで先制する。清水は今季のリーグ開幕戦からアイスタでゴールを決めていないが、「なかなか得点が生まれていない中で“裏第1号”となった。それを本番で第1号になれるようにしたいと思う」と村田。調子の良さをアピールした。
30分ごとにメンバーを代えながら戦った清水だったが、「良い入りはできたが、そのあと(相手に)合わせてしまったところがあった」(小林伸二監督)と言うように、先制後からはU-23日本代表候補に押し込まれる展開が続く。
それでも何とか抑えていた清水だったが、2本目の25分、U-23日本代表候補に一瞬のスキを突かれた。MF鎌田大地(鳥栖)のクイックリスタートからMF野津田岳人(新潟)が抜け出し、GK高木和徹との一対一に。これを冷静に制して同点に追いついた。
試合は1-1のまま、タイムアップ。
U-23日本代表候補のメンバーとして先発した清水のDF三浦弦太は、「少しやりづらさはあった」と話していたものの、村田が「(三浦)弦太が一番良かったと思う」と話したように、所属チームを相手にしても落ち着いたプレーを披露した。
選手全員を試した清水は、讃岐戦でのホーム初勝利に向け良い準備となった。
(清水担当 田中芳樹)
2016/04/14 10:00