
磐田のDF櫻内渚が“死の淵”からの完全復活を宣言した。
5日に行われるナビスコカップ最終節・名古屋戦の先発出場が濃厚な櫻内。本来であればリーグ戦の主力に名を連ねるDFだが、先月下旬にウイルス性の扁桃炎を発症し、体調を崩した。一時は40℃以上の高熱が出て、5日間ほど入院生活を送った。
次第に熱は下がっていったものの、「ぶり返さないこと」を念頭に置き、体調管理に努めた。細心の注意を払いながら生活を送ったことで、いまではすっかり元の元気な櫻内に戻っている。
「先週1週間しっかり調整したし、熱も出ず、順調に仕上げることができた。個人としては、リーグ戦に向けたアピールも必要」
2日続けて行われた今週の紅白戦では主力組でプレーし、復帰の準備は整った。「死ぬかと思った」という危機的状況を乗り越えた背番号5が、名古屋戦でどのようなプレーを見せるか注目だ。
写真:六川則夫
(岡山担当 寺田弘幸)
2016/06/04 13:43