J2昇格から3年目のシーズンを戦う讃岐。今節・C大阪戦はJ2リーグ戦100試合目となるメモリアルゲームだ。
13年、鳥取とのJ2・JFL入れ替え戦を制してJ2昇格を果たした讃岐だが、初年度(14年)は21位。J2・J3入れ替え戦を戦った末に辛くも残留を果たした。しかし、2年目にあたる昨季は16位まで順位を上げ、目標としてきた自動残留の20位を大幅にクリア。そして、着実に力をつけてきた今季は10位以内を目指し、現在は12位につけている。
地域リーグ時代から在籍し、今季で10年目を迎えるチーム最古参のMF綱田大志は「まだまだ上を目指せるチームだと思うし、ここで満足していては困る。ただ、100試合目まで来たという思いもある。なかなか言葉にできないですね」と率直な気持ちを言葉にした。
印象に残っている出来事を尋ねると、「(J2)1年目に連敗が続いたときはキツかったですね・・・。一つリーグが上がっただけで、こんなにも違うんだと思わされた」と言葉を詰まらせた。それもそのはず、初勝利となったのは第15節・富山戦(2○1)だったのだから。今節が第16節ということを考えれば、初年度の苦悩を少しはご理解いただけるだろう。
「今まで讃岐に携わった選手全員の頑張りがあったからこそ、いまのチームがある。本当に感謝している」。そう語った綱田はこう続けた。「アグレッシブにやらないと、内(讃岐)らしくない」。讃岐は感謝と強い気持ちを胸に、今節・C大阪に立ち向かう。
写真:柏原敏
(讃岐担当 柏原敏)
2016/06/04 10:54