山形で26日に行われた紅白戦では主力組が3失点。練習後に感想を聞かれた石﨑信弘監督は「良かったよ。あれだけミスをしてくれると、本番で集中するじゃろう」と逆説的に表現した。
「ずっと負けてるチームだったら『おいっ!』となると思います」(林陵平)という状況で殺伐とした雰囲気にならなかったのは、山岸範宏やディエゴが「大丈夫、大丈夫!」、「ネガティブな空気を出さない!」と前向きな声をかけていたためだ。
その理由について山岸は、「怒っても意味がないから。それに多く発言しても全部が全員には通らないので、一番何を言うのがチームにとって有効かを常に考えて言うようにしています」と説明した。それと同時に、「ポジティブな声をかけたことに対して、呼応する選手がもっと増えないといけないです。まだまだそういうところが未熟だと思います」とチームキャプテンらしく問題点を指摘していた。
(山形担当 佐藤円)
2016/05/26 19:59