金沢は28日、ホームで松本との“北信越ダービー”を戦う。昨季天皇杯2回戦で対戦(1●2)しているが、Jリーグでは初対戦。北信越リーグ時代からの通算対戦成績は、金沢の5勝1分10敗。チーム唯一の石川県出身選手で、主将のDF作田裕次は「昨季も(天皇杯で)負けている。(これまでの)勝率は悪いが、今までとは違うところを見せたい」と意気込む。
「宮阪とは同じチーム(山形)でやっていたし、高崎とは大学時代のリーグ戦のころ、何回もバチバチやっていた。大分時代の監督、コーチの田坂さん(松本コーチ)とは今回初めて敵として対戦する」(作田)。かつてのチームメート、筑波大時代に火花散らした駒沢大出身の高崎、大分で2年間お世話になった田坂コーチ。作田にとって縁多きダービーになりそうだ。
そして、「水戸にいたときは北関東ダービーがあった。水戸、群馬、栃木でダービーをやって、ホーム&アウェイで一位を争っていた。九州ダービーは同じ九州の中に何チームもあるので、応援の熱気は両チームから伝わってきた」とこれまでのダービー経験を振り返った作田。「ダービーはアウェイにもたくさんの人が応援に来るし、サポーターもすごく熱くなる」と語る。
クラブ関係者によると、26日現在、およそ8,000人の観客動員が見込まれる今週末。金沢は北信越ダービーで、09年の全国地域サッカーリーグ決勝大会以来となる白星を挙げられるか。
(金沢担当 野中拓也)
2016/05/26 20:38