11~12年途中まで松本に在籍していた兄・木島良輔、10~12年まで同じく松本に在籍していた弟・木島徹也。一時はチームメートとしてプレーしていた兄弟が、時を経て昨季からは讃岐で再びともにプレーしている。それだけでもレアケースだが、その二人がそろって古巣・松本と対峙できる絶好の機会がやってきた。
兄・良輔は開口一番「すっげぇ楽しみ」。J2屈指の入場者数を誇る松本のホームスタジアム・アルウィンだが、今季も平均入場者数1万3,698人を記録。「大勢のサポーターの前でやりたいというのは、どこに行ってもある。そのへんが松本から移籍するときに、ちょっと悔いというか心残りだった。いろいろな思いがある」。この状況に、点取り屋が燃えないはずがない。
弟・徹也は「良い思い出が残っている。特にサポーターが熱いところ。街の人も温かかった。“元気でやっている”じゃないけど、そういうところも見せつつ、“是非”良いところを見せて勝ちたい」。兄と比べれば控えめなコメントながら、勝ちたいという部分は“是非”と強調した。
そして、兄弟そろっての出場も意識しないはずがない。「二人とも縁のあるチーム。そういう試合でそろって活躍してチームが勝てれば、そんな良い話はない」(良輔)、「二人で何とか点を取って勝つことができればいい」(徹也)。
ここまで両者ともに2得点。是非とも兄弟で活躍し、そろって3得点に記録を伸ばして帰ってきて欲しい。
(讃岐担当 柏原敏)
2016/05/11 21:30