11日、鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が古巣への思いを語った。
13日に行われるJ1・1st第12節・FC東京戦はマッシモ・フィッカデンティ監督にとっては昨季まで2年間指揮を執った古巣との対戦になる。指揮官も「ほかのチームとは違ったところがある。特に選手、ファンの方々とは良い関係を2年の間で築くことができた。特別な試合でなかったら逆におかしい」と自身の中にある通常とは違った心境について触れている。
古巣のFC東京について「彼らがどういう目標を持って今シーズンに挑んでいるのかも分かっている。明後日の試合が終わってからFC東京にとってすべてが良い方向に向かうことを願っています。明後日まではいまの状況を続けてもらいたい(笑)」と、ACLを並行してリーグ戦も戦う困難を強いられている点について言及し、記者陣の笑いを誘っていた。
しかし、いまは鳥栖の指揮官であり、鳥栖が勝つための準備に集中している。「FC東京に関しては幸運を祈ることだけにして、明後日はもちろん、何も譲らずに自分たちが用意したとおりに、良い試合をしたい」とFC東京からの勝ち点3奪取を誓っていた。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/05/12 10:00