FC東京は3日、ACLグループE第6節のビン・ズオン戦に向けた前日会見を、ベトナムのビン・ズオンで行った。
会見には城福浩監督と主将で日本代表DFの森重真人が登壇した。この日の現地の最高気温は37℃ まで上がり、さらに試合会場のピッチは芝目が荒い状態。悪条件が重なる中での試合について、城福監督は「いまの日本より約15℃ 気温が高い。相手の対策だけではなく、気候との戦いにもなる」と気を引き締めた。
さらにビン・ズオンはこれまでホームで戦った2試合は、江蘇蘇寧(中国)戦が1-1の引き分け、全北現代(韓国)戦が3-2で勝利といずれも安定した成績を残している。
「ビン・ズオンはホームでは圧倒的な強さを誇っている。全北現代、江蘇蘇寧に対しても結果だけでなく内容でも上回っていた。特に個人のレベルが高い選手に注意したい」(城福監督)と警戒する。
現在グループEの3位につけるFC東京は、この試合で勝利すれば無条件で2位が確定し、ラウンド16進出が決まる。また、引き分けた場合も、全北現代vs江蘇蘇寧で全北現代が勝利すれば、同じく2位が確定する。
主将の森重は、「とにかくこの試合でしっかり勝ち点3を取って、ラウンド16に進出することが最大の目標。自分たちの手で、しっかりそれを勝ち取れるようにしないといけない。(環境面も含めて)難しい試合にはなるが、厳しい環境だからこそ覚悟を決めて戦える」と語り、自力で次のステージに勝ち上がることを誓った。
アジアの頂点に向けた戦い。FC東京は歩みを続けることができるか否か。運命の一戦は、日本時間の4日19時キックオフとなる。
(FC東京担当 西川結城)
2016/05/03 15:55