30日、日本でリハビリ中の山口蛍(ハノーファー)がC大阪の練習場に姿を見せた。山口は午後に行われた控え組中心の大阪学院大との練習試合(1〇0)を柿谷曜一朗とともにベンチで観戦。試合後は、その柿谷や、試合に出場していた扇原貴宏や酒本憲幸と軽くボールを蹴る場面も見られた。
3月29日に行われたロシアW杯アジア2次予選・シリア戦で相手選手と激突し、鼻篩骨骨折および上顎骨骨折の大けがを負った山口。手術後の経過については、「まだ腫れもひかないので、少しずつですけど…」と言葉少なに話しつつも、快方へ向かっている様子は見て取れた。
また、ハノーファーに移籍してからの4カ月について山口は、「いろいろ…相当いろいろあった。それはプラスでもあるし、苦い経験でもあった。でも、すべては行かないと分からなかったことだったので、経験したこと全部が自分にとっては良かった」と話す。
ドイツへ戻る時期については「まだ分からない。いまはリハビリの段階なので、(回復)状況を見ながら」とのことで、チームが2部で戦うことになった来季についても、「ドイツへ戻って(クラブと)話をしてから」だという。まずはしばらく日本で回復に努め、来季へ向けたパワーを蓄える。
写真:徳丸篤史
(C大阪担当 小田尚史)
2016/04/30 19:47