日本代表からC大阪に合流した10日。当日、夜に行われた天皇杯4回戦の磐田戦に、扇原貴宏は先発でフル出場。チームの勝利(2○0)に貢献した。
長谷川アーリアジャスールの急性虫垂炎というアクシデントを受けてのスクランブル出場ではあったが、「前日夜に『メンバーに入っている』ということは聞いていた。個人的にも出たかったので、『大丈夫です』と伝えていた」という。
前半はミスも見られたが、後半は、この試合がプロデビューとなった秋山大地を引っ張り、チームをけん引。「大地は練習からいいプレーを続けていた。持ち味を出せば大丈夫だと思っていた。人にガツガツ行けるのが大地の特長。いいデビューになったと思う」と後輩のプレーぶりを賞賛した。
また、出番なしに終わったアギーレジャパンでの活動を振り返って、「悔しい思いはしたけど、しっかりクラブで頑張ることに頭は切り替えた。(刺激はあった?)初めて海外組の選手とも練習できたし、ホテルで過ごす時間も含めて、色んな意味で刺激は受けた。試合には出られなかったけど、自分にとってプラスになったと思う。(久々に再会した、柿谷)曜一朗くんは相変わらず優しかった(笑)」と話した。
アギーレ監督の印象については、「褒める時と怒る時のメリハリがあった。選手が気持ち良くプレーできるように、モチベーションを上げるのがうまいと感じた」とも語ったが、今後のJリーグで、アギーレ監督を見返すような活躍を期待したい。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/09/11 20:40