J1・1st第8節を終えて暫定14位の新潟は、13位の甲府とホームで対戦する。
今節は攻守の要であるレオ・シルバが、出場停止明けで戦線に復帰する。チームはリーグ戦3連敗中と厳しい状況だが、レオ・シルバに気負いはない。「プレッシャーはサッカーの一部であり、常にその中でやっている。若い選手にも、落ち着くことを伝えていきたい」。
ミスから2失点を招き、リズムを取り戻すのに時間がかかった前節・名古屋戦(1●2)。試合をTVで見て、レオ・シルバが感じたのは「試合の中で落ち着くこと」の重要性。特にラストパスなどの重要な局面で、落ち着いて丁寧にプレーすることを挙げた。これは吉田監督が選手に求めている部分でもあり、今週のトレーニングでも修正に取り組んできた。「良くなっている実感がある。ピッチで体現できれば、良い結果になると思う」と手ごたえもつかんでいる。
冷静さを手に入れる一方、新潟らしく勢いのある攻撃力も発揮したいと意気込む。「みんなで幸せな気持ちになれるように頑張りたい」と語るレオ・シルバ。リーグ今季ホーム初勝利で連敗を脱出し、チーム上昇のきっかけをつかみたい。
(新潟担当 野本桂子)
2016/04/30 10:20