金沢は前節のJ2第7節・愛媛戦が暴風のため延期され、今節の岐阜戦は2週間ぶりの公式戦となる。愛媛戦当日の北陸は、台風並みの風が吹き荒れ、屋外に出ると目を開けるのが難しいほどだった。観客の安全確保と強風による交通機関の乱れを考慮し、メンバー発表後に試合の延期が決定した。もし試合を行っていたら、ゴールキックが風で大きく押し戻されるなど多分に天候の影響を受けただろう。翌日以降風は止み、選手たちは「切り替えはできている」と岐阜戦に向けて普段通り準備を進めてきた。
チームは7戦勝ちなしの最下位と苦しい状況に置かれており、森下仁之監督が「何かのキッカケになれば」と話すように、イレギュラーな日程の空白を浮上の契機にしたいところ。今月末からはゴールデンウィークの連戦に突入する。「連戦は修正する時間がなくて、どんどん次の試合がくる。良い流れだと非常に良いテンポでゲームができるが、悪い流れだと盛り返すのに結構パワーを使う。岐阜戦、エスパルス戦と続いて行く中で、何とか連戦の前に1勝を挙げられると良い」(森下仁之監督)。
まずは明日の岐阜戦で、今季初勝利を目指す。
(金沢担当 野中拓也)
2016/04/23 07:21