今節のJ2第9節・岡山対山形戦、山形のDF渡辺広大にとっては既知の選手が多い。
GK中林洋次は市立船橋高で同期のチームメート、DF竹田忠嗣も同い年の国体メンバーとして一緒にプレーしている。
さらに、前線のFW赤嶺真吾とは仙台で4年半プレーしている。ポジション的にもマッチアップ必至だが、「真吾さんがウイルソンと組んで点を取ってたときは、動いていた。その点を取っていた頃の動きに戻ってきた感がある」と警戒する。
しかし、渡辺がもっとも気を遣うのは、岡山のベンチかもしれない。あいさつに行くと「直立不動で、目は見れないですね(笑)」という布啓一郎コーチ。市立船橋高で1年次の2002年に指導を受け、「私生活からサッカーまで、非常に厳しくしていただきました」と、今でも話しているうちに緊張を強いられる存在のようだ。それでも、「変なことしなければ怒られないんですよ。社会に出ても通用する人間形成とか、そういうところは一番、布先生は気にしてくださってたのかなと思います」と当時を振り返っていた。
(山形担当 佐藤円)
2016/04/23 07:10