FC東京のGK圍謙太朗が、20日に行われるACL第5節・全北現代(韓国)戦で先発出場することになった。2014年に桃山学院大(京都)から加入後、ここまでJ1リーグ戦未出場のGKが、いきなりアジアの舞台でデビューを果たす。
身長190cmの長身で、高さとシュートストップに定評のあるGK。14年から2シーズンの間、マッシモ・フィッカデンティ前監督(現鳥栖監督)体制では第3GKだったが、新たに就任した城福浩監督の下では第2GKに昇格。今季からJ3に参戦しているFC東京U-23の試合にはオーバーエージ枠で3試合に出場する中、ここに来てトップチームで先発出場の機会を得た。
「この2年間、試合に出られなかった思いをぶつけたい」と意気込む圍。「緊張することは間違いないけど、それを受け入れられればあとはワクワク感しかない。出場すれば、城福監督は自分がプロになって初めてトップの試合に使ってくれた監督になる。絶対に勝って恩返ししたい」と、指揮官への感謝を込めつつ全北戦の必勝も誓った。
いきなりトップチームのデビュー戦が国際試合となる今回。「気負いなく、落ち着いて自分の持っている力を出したい」。圍は全北戦で青赤のゴールマウスを守る。
(FC東京担当 西川結城)
2016/04/20 09:57