5日、新たに完成した名古屋のクラブハウスの竣工式が行われた。
かねてより進められてきた新クラブハウスの増改築案。昨年11月に建設を始めた新築棟が、まずは完成した。久米一正社長は「すべての条件がかなったクラブハウスができたなと思っております」と、トヨタ自動車の関係者、施工を担当した伊藤工務店の関係者をはじめとしたすべての方々に感謝の意を綴る。
最もこだわったのは、ピッチで戦う選手たちがどうしたらリラックスできるかということ。拡充したトレーニングルームやロッカーに加え、炭酸泉も備えるサウナ付きの風呂場、これまでなかった食事のできるミーティングルームや酸素カプセルも入った仮眠室などが新設されている。トップチームは、13日よりこの新築棟に移ることになる。
95年から20年以上使用してきた既存棟も、7月末までに改築を完了する予定。ここには練習試合の対戦相手用のロッカールームなどのほか、ユースの指導者も集結させるため、アカデミーからの一貫した育成組織作りを目指す小倉隆史GM兼監督にとっても目の届きやすい環境となる。
既存棟の改築が終われば、新築棟と併せた延べ床面積は、これまでの約2.7倍となる670坪。J最大級の大きさとなるクラブハウスについて、竣工式に参席した小倉GM兼監督は「非常に素晴らしいモノを作って頂いていますし、そこにふさわしいチームにならなきゃいけないなという思いはあります」と胸の内を語った。
(名古屋担当 村本裕太)
2016/04/06 13:44