今季公式戦でまだゴールがない鹿島のFW赤﨑
PHOTO:Shigeru tanaka
鹿島の攻撃陣が、24日の日本代表戦でゴールを決めたチームメートのMF金崎夢生に刺激を受けた。
アフガニスタンとのアジア2次予選に臨んだ日本代表として先発した金崎は、序盤から積極的にシュートを放つと、最後の最後にチーム5点目となる得点をねじ込んだ。その姿勢が得点力不足に悩む鹿島攻撃陣に火をつけた。
「ちょっと空いたら打つという意識は、昨日の代表戦を見ていても感じた」とはFWの赤﨑秀平。今季公式戦でのゴールがないだけに、ゴールに向かう大切さをあらためて感じていた。より多くの言葉を割いたのが甲府戦に出場していた中村充孝だ。「目の前に相手がいても打つときは打つ。昨日の代表戦を見てもそうだった。そこは見習わないといけない。そうすることで相手もやり方を変わって来る。相手の守備を崩し切る理想は持たないといけないけれど、もうちょっと強引に相手がいても打ってもいいのかなと思った」
切れ味鋭いドリブルとパスセンスを持つ中村だが、これまでは相手を崩し切らないとシュートを打たない場面も多かった。23日にはヤマザキナビスコカップ第1節を戦い、堅い守備を敷く甲府から一つしかゴールを奪えなかった。27日には第2節神戸戦が控えており、意識を変えた攻撃陣に注目したい
(鹿島担当 田中滋)
2016/03/26 09:52