今季、東京Vからの期限付き移籍によりFC町田ゼルビア(JFL)でプレーしていた田中貴大。24日のJFL最終節・SC相模原戦でJFLは全日程を終えたが、田中はその相模原戦で81分から左ウイングバックとして途中出場。0-2からの齋藤翔太による追撃弾を左足のクロスでアシストするなど、「最後の最後でアシストという結果になったので自信になった」と話した田中自身は“有終の美”を飾った。
町田での1シーズンを振り返って田中は「けがで離脱した時期を除けば充実したシーズンだった。課題がたくさん見えたので、来年につながるシーズンになった」とコメント。本人の持ち味である前への推進力を発揮できたと自信を付けた一方で、「90分を通して消える時間帯があったし、守備面は課題」と自身の課題を口にする。
「今年の経験を来年に絶対に生かさないといけない」。
SBやウイングバックのポジションで貴重な経験を積んだ田中は、町田で過ごした1年を決して無駄にはしない。
(東京V担当 郡司聡)
2013/11/29 18:34