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先日発表された日本代表候補合宿に参加するメンバーに、川崎Fからは車屋紳太郎と小林悠が選出された。前者に関しては昨年の3月にA代表のバックアップメンバーに選ばれた以来であるが、正式に日本代表のウェアに袖を通すことになるのは今回が初である。

「不思議な気持ちというか、今シーズンが始まって1試合しかやっていないですけど、ちょっと早いなという気持ちも若干あります。もっとアピールしてからという気持ちもあったので。でもチャンスを貰えている以上、思い切ってやることだけだと思うので。代表の服を着るということで、それに恥じないようにやりたいです」と意気込んだ。

ちなみに同じく代表候補に選ばれた鹿島の植田直通とは大津高校時代のチームメイト（植田が2つ年下）であり「久しぶりに植田に会えるので話してみたいと思います」と楽しみにしていた。

筑波大学時代にわずか1年間ではあるが風間八宏監督の指導を受けて「サッカーの考えが変わった」という車屋は川崎Fでは左サイドバックを主戦場とし、代表もこの位置で使われる見込み。本人は「センターバックで勝負をしたい」と語っていたものの、希望のポジションではない中でも代表候補まで上り詰めたこの事実が彼のポテンシャルを物語る。筑波大学時代は最終ラインから前線まで多くのポジションを任されながらも、持ち前の攻撃センスとスピードに代表される身体能力、そして風間監督の元で磨いた足元の技術を武器に高い水準でその役割をこなしてきた。

広島との開幕戦でミキッチを相手に披露した1対1の強さも間違いなく、選出の理由の1つであろう。”デュエル”を求めるハリルホジッチ監督の要求にを満たすことができるか、注目である。