現在、公式戦3連勝中と好調の川崎Fだが、その要因は「やり続けること」だと主将の中村憲剛は言う。ボールを保持し続け、スキを突く。それを“焦れずにやり続けること”がなによりも重要ということだ。そしてその“怖さ”について、中村はバルセロナやバイエルンを例に挙げる。
「“わっ”となるようなプレーをやるっちゃやるんだけど、(彼らが)怖いのはずっとやり続けること。後ろからビルドアップをして、間でポジションを取って、正確に入れて。その繰り返し。(大久保)嘉人はそれをジャブって言うよね」。実際にその“ジャブ”が効いて、この2試合では後半に決勝点が生まれている。そして中村の口から「ウチはそこまで来ていると思う」という頼もしい発言も飛び出した。
しかし真剣な話をしている最中、通りがかった小林悠を見かけると「イェーイ!」と一声かけてから、「今日は会見しないの?」とイジりながらも小林の代表候補入りを祝福。主将が醸し出すこの自信と余裕が、何よりもチームの好調さを物語っている。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2014/04/05 14:30