10日、C大阪は、15日に出発予定のベトナム遠征(17日にベトナムU-23代表との試合が行われる)に帯同する若手選手に加え、山口蛍、扇原貴宏、楠神順平、田代有三、橋本英郎らがミニゲームなどで汗を流した。
“1年でのJ1復帰”という今季の目標が叶わず涙に暮れた福岡とのJ1昇格プレーオフ決勝の余韻は、まだ残っている。武田博行は、「あれだけ勝利を願って自分のチームを応援したのは初めて」と冗談めかしつつ、「イケる、と思ったけどな…」と悔しさをにじませた。
C大阪U-18から昇格1年目の前川大河は、「頑張っていたし、セレッソにJ1に上がって欲しかった。見ていてとても悔しかった。来季は、ああいう舞台に自分が立たないといけない。見るのではなく、試合に出ないといけない」とプロ2年目での飛躍を誓った。
第3GKとルーキー。異なる立場の2人が心の底から“応援”したJ1昇格プレーオフ決勝。
それは、チームが一つの方向を向いていた証であり、この痛みは必ず来季へとつなげなければならない。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/12/10 14:07