村上和弘は11月17日に、今季の契約満了と契約非更新を公式に発表。この発表は現役続行の意志を示す本人が希望したモノだった。発表の翌日である11月18日の練習後には、あらためてチームメートたちにその意志が伝えられた(写真はそのときに撮影)。
村上はプロとして、仙台の一員として過ごす残りの時間も、ベストを尽くす。12月8日にはJリーグ合同トライアウトに参加し、10日に再び仙台の練習に戻った。「特に新しいこと、特別なことをするわけではなく……今までどおり、いつもどおりにこのチームの一員としてプレーし続けます」と、26日の天皇杯準々決勝・柏戦、そしてその先にある初優勝を目指す。
「1週間で3戦を勝ち進まなければいけない日程ですが、挑戦する立場の自分たちは一つ勝てば大きな勢いを得られるアドバンテージがある、と、ポジティブにとらえたい」という村上は、来年1月1日まで、“仙台の村上和弘”として日々を大切に過ごそうとしている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/12/10 18:04