今季限りでチームを退団することが発表された高橋泰。今節の千葉戦が讃岐選手としてのラストマッチになるが、「最後という感じはない。いつもと変わらない」と、どこか達観したような穏やかな笑みを浮かべていた。
気になる今後の去就については「プレーヤーとしてやれれば」とまずは現役続行を目指すが、来年36歳を迎えるということもあり、「そう(現役)じゃないことも考えておかなければいけない」と冷静に現実も見つめている。
「ある程度サッカーはやってきた」。プロサッカー選手として18年間、酸いも甘いも味わってきた老練のストライカーは、もしかしたら現役への強い未練はないのかもしれない。「ずっとサッカーばかりやってきたので、サッカー以外のことをやってみたいという好奇心もある」とさらりと言う。
それはやや寂しく聞こえる言葉だったが、「まぁ、引退したらの話ですけどね」と、再び穏やかな笑顔を見せた。
(讃岐担当 松本隆志)
2015/11/22 07:00